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不忍池と下町風俗資料館 [旅行]

もともと用事があって出かける日が、こんなに涼しい日、なんと運のよい事でしょう。

暑かったらすっとんで帰るつもりでしたが、あまりにも気持ちのよい日だったので(曇ってはいたけれど)寄り道する事にしました。

11時半、新御徒町での用事も終わり、歩いて上野駅をつっきり不忍の池に。

蓮池.jpg


数年前には、誰かが捨てた亀が繁殖して、蓮の茎を食べられ、蓮が絶滅状況になったようなのですが、今日は人の背より高く蓮が茂っていました。

もう花の時期も終わり、やっと探した花のつぼみひとつ

蓮の花.jpg


蓮の実はたくさんみることができました。

蓮の実.jpg


蓮池の前に、下町風俗資料館

こういうの、すきだなあ。

しかもわたしは、文京区生まれ、育ちなので、上野といったら子供の頃なじみがある地域です。

都電にのって、母と年中松坂屋や、赤札堂(現在ABAB)に来ていました。

下町資料館は、懐かしいものでいっぱい

懐かしのゴミ箱.jpg


昔の我が家の前に、まったく同じものが置かれていました。

ゴミ収集車などは、制度的になくって、この中にゴミを入れると、回収に来るのは、「バタ屋」とよばれる、いまでいう、リサイクル業者です。

その中のごみを持っていってくれます。

生ごみも入れた記憶がありますが、それは肥料などになっていたのでしょうか?

このあたりの経路は、子供だったので興味もなく、親に聞いたりもしていないのでわかりませんが、何も無駄にしない、みごとなリサイクルのルートができていたような気がします。

で、なぜ「バタ屋」という名前かというと、このゴミ箱が木でできていて、バタ屋さんがゴミを回収し終わると、バタン と蓋を閉める音が、家の中まで聞こえたからなのです[ひらめき]

東京下町は、路地が多くて、こんな感じの駄菓子屋さんがたくさんありました。

駄菓子屋の路地.jpg


おもちゃ屋さんも兼ねていて、わたしは、「きせかえ」にはまっていた記憶があります。

着せ替え.jpg


母からもらった、空き缶の中に、たくさんの紙人形と、紙の服、着物、小物、家具まで。

女の子は皆コレクションして、互いに持ちより、遊んだものです。

2階には、お風呂やさんの番台を移築してありました。

その番台の側面にこの貼り紙

読めない張り紙2.jpg



わたしは、読めず意味もわからず、ちょうどそこにいた館の方に聞いてみましたが、わたしよりやや若いその方も読めずに、下の方に聞きに行ってくれました。

「山々」は「出」の文字で「舌代」は、口で言う代わりだそうです、「お知らせ」というニュアンス。

そして全体的な意味は、レンタルの櫛とタオルはありません

なのだそうです。

昔は、消毒もしなかっただろうから、いろいろな病気がうつるといけないので、保健所が銭湯に禁止を呼び掛けたのでしょうね。

開館時間 9時30分~4時30分
休刊日 毎週月曜日、年末年始、展示替え期間
観覧料 一般300円 小中高生 100円
所在地 台東区上野公園2-1

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コメント 4

さる1号

舌代、口で言うべきところを代わりに文字で示したとの意味だったんだ
知らなかった・・・・
よく飲食店の品書きの前に見るから食べるものの値段という意味かと思っていました(恥

by さる1号 (2019-09-14 06:22) 

わたし

さる1号さん
そうなんですよ、「舌代」わたしもずっとそう思っていたのですが、なぜ番台に書いてあるか不明でした。
by わたし (2019-09-14 09:57) 

プー太の父

上野は兄のいる川口市に行くときに通るので、何度か見物したことがありましたがこんな資料館もあったのですね。古いものを見るって楽しいですね。日暮里や柴又も行きましたが下町の雰囲気が良かったです。
by プー太の父 (2019-09-14 10:22) 

わたし

プー太の父さん
上野は、わたしも久しぶりでした。
他の地区と同様、ずいぶんかわっています。古い物を新しくしてしまうと、みな同じ風景の街なみになってしまってつまらなくなりますね。
by わたし (2019-09-14 19:41) 

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